中学部保護者会のお礼とご報告(2017年度前期)

中学部

アチーブ進学会中学部保護者会



お忙しい中お集まりいただきありがとうございました。
今学期の様子と家庭との連携に関するお話をさせていただきました。

中学生になると女の子も男の子も精神的に成長してくるので
親御さんは接し方がむずかしくなりますね。

女の子はしっかりしてくるし
男の子はたのもしくなってきます。

反面、あまり内面的なことは親に話さなくなってくるし
内面に立ち入られると反抗的な態度をとることもあります。
いわゆる反抗期ですね。



つい最近まで幼かった子に反抗されると
お母さんは動揺してしまうかもしれませんが
安心してください。

むしろ、望ましい成長です。



そんな中学生をおもちの親御さんが
学習支援をしていくための
子どもとのかかわり方として


自立的援助要請態度の育成



をポイントにお話をさせていただきました。


家庭との連携




「自立的援助要請態度」って?




学習をするうえで

子どもが自力解決できない場面にとりやすい態度は
大きく分けて次の2通り。

1 孤立する。(隠す。放置する。)



2 誰かに支援を要請する。答えを見る。




1の「孤立する」態度では,

問題は解決しないうえに,学力,特に学ぶ力はつきません。

支援を求めるためのコミュニケーション能力が足りないこと
仕事に対する責任感がはぐくまれていないこと



が主な原因として考えられますので
それらを育成できるように
辛抱強く支援してあげるのが
よいと思います。

具体的には

伝達するべきことを大人が代弁してしまうのではなく
時間がかかっても子ども自身で伝えさせるように促す。

やるべきことができなかったときに
大人が代わりに問題を解決してしまうのではなく
期限が過ぎても
子ども自身で解決できるように
気長に支援する。

友だちとのつきあいと
大切にさせる
(思いやる心を大切にする)



などがおすすめです。


中学生になって
身体は大きくなりますが
中身は半分子どもです。

何かと手がかかりますね…。



とはいっても

子どもに任せておくと何もできないので
心配は絶えない。

かといって

大人のほうも忙しいから
子どもにゆっくりと
時間を割くことができない。

子どもも親を適当にあしらったり
避けるようなったりすることも・・・。


そうなると

手を貸してしまうほうが早い



と考えて

ついつい手を出してしまいがちです。



それが当たり前になって
身についてしまう態度が

2の「誰かに依存的に支援を要請する」
という態度です。



誰かが支援をすればその場は解決するので
一見すると効率よい感じがします。

子どもも自分でやらなくてもよいので
楽だと考えます。
(中学生になると
 打算でモノごとを
 考えられるようになります。)


すると,子どもは

教えてもらったほうが早いし,楽。
答えを見たほうが効率的。
教えてもらわないとできない。



という考え方が
身についてしまいます。


近年の教育心理学では

このような態度のことを


依存的援助要請態度




と呼んでいます。



しかしこのような態度は,

たとえば,数学的な思考力を育成しにくいことがわかっていて
成長に応じて難しくなってくる学習課題についていくための
学ぶ力の育成を阻害する




と考えられています。

自分でやらせなければ
学ぶ力なんてつきっこないとわかっているのに
中学生になると難しい時期にさしかかるので
ついつい身につけさせてしまう
学習面でかなり好ましくない態度です。




ですから
家庭とアチーブが連携することで

自立的な援助要請態度を身につけさせ
学力を向上を図っていきたい




と考えています。


自立的援助要請態度の
育成を阻害する考え方や態度



の具体的な例は

「自分で深く考えず,すぐに誰かに聞く。聞いたほうが早い。」

「誰かが助けてくれるまで待っている。」

「考えずにすぐに何かで調べる。」

「問題を解くときに答えや教科書を頻繁につかう。」



など。

学校や塾の先生でも間違って指導していることが多く
理解されにくいこともしばしばあるのですが
これらのことが当たり前になると

自分で考え主体的に取り組むことなく
すぐに結果を得ようとする
依存的援助要請態度が強くなり

数学,国語,理科でよくみられる思考問題
社会や英語の記述問題



など,考えて解決する力の育成が
阻害される傾向にあります。

また,依存的援助要請態度は

詰め込み学習を好む態度と
ワンセットになりやすく



定期テストはまあまあだけど
実力テストは全然だめ



という結果をもたらしやすいです。

志望校合格を支援するアチーブ進学会では
学習面でとても警戒している態度です。


このような態度は
成長過程でだれにでも生じうるので

まずは

 

親が見本を見せること



で,育んでいただきたいと考えています。


 子どもは親のまねをしますので
 子どもの前ではこのような態度を
 なるべくとらないようにしていただき
 学習面での自立的援助要請態度の育成に
 お力をお貸しいただきたいです。





そのうえで

 

自立を促す


 


 親に依存的な子は,子どもとしてはかわいく映るのですが
 勉強面ではかなり不利な状態に陥ります。



 

自分で決定させる


 


 頭ごなしに叱っても
 心の中では「ふん!」と思って
 「したがっているふり」をする年頃です。
 自分でものごとを決定させて
 行動や結果に責任を持たせることは
 勉強や進学へのやる気を高めます。
 やる気は自己決定の練習のたまもの


 といえるかもしれません。 

 

学習のベンチマークを共有し
 定期的に継続して取り組む


 


 思いつきや大人の機嫌で子どもと関わると
 子どもが親を相手にしなくなるなります。
 テスト結果に右往左往するのではなく
 目標やベンチマークをあらかじめ共有し
 それについて定期的に話し合う時間をとり
 継続して協議していくかかわり方



 がおすすめです。



子どもに関わる
まわりの大人の態度や考え方は
子どもの学力や将来に
大きく影響を与えます。

大人が安易に手を貸して
勉強を詰め込むだけでうまくいくなら
だれでも成功できてきたはず…。

間違ったやり方では
どれだけやらせても
期待する結果は得られないでしょう。



子育て・教育は本当に難しいと思いますが
アチーブの子たち、支えて下さるご家族の皆様が
しあわせになっていただけますよう
全知全能を注いで
今後も取り組んでいくつもりですので

みなさん、
 二人三脚で
  がんばっていきましょう!




綾部 宏明(あやべ ひろあき)



保護者会

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